2012年8月5日日曜日

出産時の記憶〈2〉

新米ママの、整理収納アドバイザー福田です。

前回は分娩室に入るところまで、でした。


分娩室に到着すると助産師さんが
「経過が早いから、こっちの準備が追いつかなくてごめんなさいね」と
「今日は院長先生が不在で、代わりの先生が大学病院から来るから」と
「先生の到着まだかしら?」って・・・

何だか、見切り発車的な印象を受けました。
計画分娩でない限り、出産は突然やってくるから
こんなもんかな、って思いました。

分娩台に座ってからは、なぜか陣痛も落ち着いちゃって
(こんなんで赤ちゃん出て来るかな?)と。
助産師さんは「頭は見えてるんだけどね。初産婦さんはここからだね」って。

陣痛に合わせて何回かいきんだ後
「初産婦さんだから、出口が狭いなぁ」と助産師さん。
(そっかぁ、初めて開通するから狭いのね。だったらもう切開してくれていいですよ〜)と、心の中で私。
あんなに会陰切開はごめんだったんだけど、わずかな時間で子宮口が全開では
会陰が伸びる間がないのは知っていたから、さっさと切って欲しかった。

そうそう、よく陣痛と陣痛の間の【間歇期】は全く痛みがなく、心地よくて寝ちゃう人もいるそう。私の友だちもそう言ってたな。
私は寝てしまうほどではなかったけど、助産師さんや立ち会ってくれてる相方と
普通に世間話してたな。
「こうやって話してると、分娩台に乗ってる気がしないです。はっはっは〜」って
笑ってました^^
そうやって油断してると、ちょっと先から地下鉄がやってくる様に
陣痛がゴゴゴゴォ〜って、体の内側からやってくるんです。


で、頑張って踏ん張っていたのですが
先生と助産師さんが「ソフトにしますか? ハードにしますか?」って
会話をしてるんです。
私はもちろん医療に関して素人ですが
直感で(吸引の話ししてる)って解釈しました。

できれば、医療介入をしないで出産したかったので
(この子を吸引で引っ張られてなるものかぁ〜)と
必死こいていきみました。
ベビにも、(大丈夫、怖くないから出ておいで〜)って
話しかけました。

すると、10時40分 無事に出てきてくれましたよ〜☆
吸引せずに済みました。ベビも穏やかな表情でした。

胸に抱かせてくれた時、相方と二人でベビに
「よく頑張ったね、お疲れさま」と声をかけました。
小さくて、ふにゃふにゃのベビ。
ほんの数分前までお腹にいたんだなぁ。
何だか不思議でした。

ベビは体重を計られたり、もろもろの処置があるため私から離されました。
私も会陰をチクチク縫合。あちこちかなりビリビリ裂けていた様で、縫合にずいぶん
時間がかかりました。足を開いているのがつらかった。
出血もひどかったです。1400mlも出ちゃって。そんな感覚はなかったんだけど。
即点滴されました。(平均300ml〜多くて500mlの出血だそうです)

病室へ戻る時も、もちろん車イス。
自分の体なのに、全然力が入らなくて思う様に動かなかったです。
体はものすごく疲れてるんだけど、アドレナリンが出まくってるから
神経が昂ってました。
お腹がとても空いていたのに、病院のご飯は食べられませんでした。
体が受け付けなくて。
さっき残したパンを食べただけでした。正直、足りなかった〜。


病院に着いてから、約2時間30分後にはベビとご対面となりました。
おそらく、初産婦にしてはあまりないケースなのかな?
出産は個人差があるので、参考にならないですね。

お産がスムーズだったのは、何でだろう?
 相方が立ち会ってくれたから、安心できた。
 マタニティヨガをしていたから。
 妊娠期間中も普段通りの生活をしていたから。
 陣痛時の呼吸法と、体勢が良かった。
 陣痛の波に上手く乗れたから、かな?

自分で納得のいく、良いお産ができました。
相方や助産師さん、ベビのおかげです。
こういうお産だったら、もう一人産んでもいいかな?







0 件のコメント:

コメントを投稿